臼歯を守って老化を予防!
こんにちは😊小山田歯科医院です!
今日は「臼歯(きゅうし)」と「脳の老化」の関係についてのお話しです!
歯といっても前歯や奥歯、親知らずなど様々な呼び名があります。
「臼歯」とは前歯から数えて4番目以降の奥の歯のことを言います。4・5番目は小臼歯、6・7・8番目は大臼歯と言います。(8番目は親知らずと言います。)
臼歯は食べ物を噛むつぶすのにとても重要な歯です。またスポーツや力を入れるときにもグッと食いしばる歯でもあります。もちろん、日常的に臼歯が必要なことは皆さん分かっていると思いますが、
国立長寿医療研究センターの研究結果によると、「臼歯を失うと老化が促進される」ということが分かったのです。
老齢マウスを用いた研究で、上顎第一臼歯を抜歯したマウスは3か月後には、自発行動量・空間作業記憶・運動協調性が顕著に低下したり、脳の老化の特徴のひとつであるアストロサイトという細胞の増加を亢進させることが分かりました。
臼歯を使ってよく噛んで物を食べること(咀嚼)は、消化を助け嚥下をスムーズにするだけでなく、よく噛むことによってその刺激が脳の血流量を増加させ、必要な細胞を活性化させる働きがあります。
咀嚼に重要な役割を果たす臼歯を健康に保つことは脳の健康維持にも重要であることが分かります。
毎日の歯のケア・歯科での定期健診は、歯を守るためだけでなく健康な脳を守り、いつまでも若々しく過ごすための第一歩なのです!
小山田歯科医院